風をあつめて

Aqua Timez( アクア ) 風をあつめて歌詞
1.1mm

作詞:太志
作曲:Aqua Timez

時は2006 不滅の夢を築く it is glory
本質へ連れ戾すget back myself, my soul
終わりなき魂の彈き語り
真夜中のペンと紙 己と面と向かい
いざ探求のエントランス
言葉の被寫體は一つ
風の中さまよう生物 人間
永遠をその手に閉じ迂めてしまえたなら
人は...

誰もが心のどこかで
愛の行方に怯えていた
氣付かぬ振りでやり過ごせば
逃れられると信じてた あの頃

未練 執著 愛 惰性
いずれにしたって時は全てを連れ去ってしまう
この憂鬱さえも俺の所有物とは言い難い
きりがない慾望と苦惱
ひたすらに獨唱
マイクロフォンに迂めるthousand blow
爆音と靜寂 二重螺旋に乘り
驅け拔ける旅

溫かい記憶にかくまってもらうことで
痛みをごまかすけど
この聲もこの體も過去じゃなく
今を生きるためにある

空の青を隱す雲が
千切れて晴れ渡ってゆく
「淚には必ず續きがある」
というのは本當のことだ
手に入れたものが消えてゆき
與えたものだけが殘るのなら
僕は愛する人の心に
優しい氣持ちを殘したい

この憂鬱を蹴飛ばしてやろうか
この痛みを笑い飛ばしてやろうか
誰もが心のどこかで
愛の行方に怯えていた
氣付かぬ振りでやり過ごせば
逃れられると信じてた
避けようとしても避けられない別れが
この世界にはあるけど
一休みしたら進もう
一日1mmでもいいさ


2.星の見えない夜

作詞:太志
作曲:OKP-STAR/大介/太志

落下する雫
大切なものは失ってから氣付く
御託や屁理屈を引きずり
振りかざす愚かな自由
いつの間に行き止まり
孤獨まみれの末に行き詰まり
結局一人よがりな妄想ばかりが
腫れ上がる

大事な人の悲しみさえも拭えずに
ただ自分のためだけに
光を集めようとした

いつからか僕の空は
狹くなってしまった
明日には太陽も
昇ってくれないかもしれない
不確かなものまで
手に入れてしまった
星の見えない夜

旅先の空は優しく
名前も知らない花達はただ誇らしく
虹は野を跨ぎ 湖は真實を映す鏡
四季は巡る
雪解けを經て春を連れてくる
つぼみは花へと續く
花は果實へと永遠のル一プ

僕の心を優しくさせる
全ての光 全ての色彩に
多くを學びました

雲は急いだりせず
ゆっくりと穩やかに
形を變えてゆく
流れに身を任せて
畫用紙の外側に
はみ出すくらい自由な
夢を描いてみよう

キラキラと雪の一片
舞い降りて僕の掌
究極の祈りは
なるべくして形、狀態、色になる
白く透明な世界
それはwinter's delight
見え隱れする未來
どこまで行っても自分次第

僕の心を寂しくさせた
全ての別れ 全ての悲しみが
希望へと續きますように

走り出した光を 遮るものなどない
土砂降りの雨だって
貫いてゆけるはず
追憶の扉を 開ける鍵なんて
もう捨ててしまおう
ひらけてく僕の空に
明日も太陽は昇る
自分のためだけに奏でる日々が終わる
希望に胸は躍り 深呼吸をする
星のきれいな夜


3.No rain, No rainbow

作詞:太志
作曲:太志

西陽を前に立ち上がる自由
東に伸びる孤獨という影
氣を拔くと悲しみが溢れ出す
無自覺に人を傷つけた頃のことを
償えぬままで

掌と膝を擦りむいて泣いた掃り道が
浮かんで消える
放課後の廊下で
好きな子とすれ違った時の
きらめきが霞む

淚を落とすと
足元から虹が架かるような
樂園に辿り著く
辿り著いた途端
ケ一タイのアラ一ムが
僕を現實に呼び戾す

時として人は 傷ついた分
傷つけようとするもの
時として人は 愛した分
愛されようとするもの
次から次へと 現實はただ
理想を 追い越して
未來へと進んでゆく

ひどく淋しい掃り道
人戀しさを連れて步き續ける
道のあちこちに散らかる
小さないい譯に
爪先をぶつけながら 步く
never too late 遲すぎることはない
その言葉を信じてみようか
難しく考えず
理屈の外側に やるべきことがある
やり殘したことがあるんだ

僕の今までの人生は決して
素晴らしいものではなかった
せめて今日からは光を歌おう
今ならまだ間に合うはず
綺麗で鮮やかな光じゃなくても
投げ出すよりはいい
さぁ闇をくぐり拔けて

no rain, no rainbow
手を空にかざせ
no rain, no rainbow
手を空にかざせ
no rain, no rainbow
手を空にかざせ
no rain, no rainbow
手を空にかざせ
晴れ渡る空に
祈りを奏でるように


4.決意の朝に

作詞:太志
作曲:太志

どうせならもう
ヘタクソな夢を描いていこうよ
どうせならもう
ヘタクソで明るく愉快な愛のある夢を
「氣取んなくていい
かっこつけない方がおまえらしいよ」

一生懸命になればなる程
空回りしてしまう僕らの旅路は
小學生の 手と足が一緒に出ちゃう行進みたい
それもまたいいんじゃない?
生きてゆくことなんてさ
きっと 人に笑われるくらいがちょうどいいんだよ

心の奧の奧 閉じ迂めてた本當の僕
生身の36度5分
飾らずにいざwe don't stop
けどまだ強がってるんだよ
まだバリアを張ってるんだよ
痛みと戰ってるんだよ

辛い時 辛いと言えたらいいのになぁ
僕達は強がって笑う弱蟲だ
淋しいのに平氣な振りをしているのは
崩れ落ちてしまいそうな
自分を守るためなのさ
僕だけじゃないはずさ
行き場のないこの氣持ちを
居場所のないこの孤獨を
抱えているのは…

他人の痛みには無關心
そのくせ自分の事となると不安になって
人間を嫌って
不幸なのは自分だけって思ったり
與えられない事をただ嘆いて
三歲兒のようにわめいて
愛という名のおやつを座って待ってる僕は
アスファルトの照り返しにも負けずに
自分の足で步いてく人達を見て思った
動かせる足があるなら
向かいたい場所があるなら
この足で步いてゆこう

もう二度とほんとの笑顏を取り戾すこと
できないかもしれないと思う夜もあったけど
大切な人達の溫かさに支えられ
もう一度信じてみようかなと思いました

辛い時 辛いと言えたらいいのになぁ
僕達は強がって笑う弱蟲だ
淋しいのに平氣な振りをしているのは
崩れ落ちてしまいそうな
自分を守るためだけど
過ちも傷跡も 途方に暮れ べそかいた日も
僕が僕として生きてきた証にして
どうせなら これからはいっそ誰よりも
思い切りヘタクソな夢を描いてゆこう
言い譯を片付けて 堂々と胸を張り
自分という人間を 歌い續けよう


5.ハチミツ ~Daddy,Daddy~

作詞:太志
作曲:大介/太志

小學生に上がりたて
棚の上から二番目
ハチミツのビンをこばしてパパに
笑われたっけなぁ

忙しなく續いていく每日
一體何を大事にすればいいのか
わからなくなっていた
コンプレックスから來る強がり
背伸びしたって僕は僕なのに
人生の勝ち負けって何?
仕事から掃りそのままベッドに沈む
好きな人にも會えずにただ眠りにつくだけ
認められるような大人になるためには
もっともっと頑張らなくちゃ
でも僕の心は 息切れしてた

ハチミツ色の朝が
優しい風を連れてくる
「完璧じゃなくていいよ」
そう言われてるような氣がした

全てがうまくいく時も
何もうまくいかぬ時も
步みを止めないなんて不自然だ
淚の理由はそれぞれにあり
他人から見たらとても小さい
ことだったりする
高いものが良いものだなんて
いつも頭ん中にあるんで
見落としてしまう たくさんの風景
當たり前に感じてること
陽が昇り沈むこと
その當たり前に感謝しよう
ありがとう

もしもあの夕暮れに
值札が付いたとして
高價なものになったら
人はその素晴らしさを
やっと認めるのでしょう

透き通る夜空 きらきらと光る言葉
疲れた心を乘せた
真夜中のメリ一ゴ一ランド
「時には立ち止まり 疲れたその羽を
休めなさい 休めなさい
君はまた飛び立つのだから」

ハチミツ色の朝が
優しい風を連れてくる
「かっこよくなくていいよ」
頰を撫でてゆくメッセ一ジ
天國からのメッセ一ジ

小學生の頃とはもう違うよ
棚の一番上の段
ハチミツのビンをもうこぼさないで
取れるようになったよ


6.千の夜をこえて

作詞:太志
作曲:太志
編曲:Aqua Timez

愛されたい でも 愛そうとしない
その繰り返しのなかを彷徨って
僕が見つけた答えは一つ
怖くたって 傷ついたって
好きな人には好きって伝えるんだ

「あなたが僕を愛してるか、
愛してないか」なんてことは
もうどっちでもいいんだ
どんなに願い望もうが
この世界には變えられぬものが
澤山あるだろう
そう そして僕があなたを
愛してるという事實だけは
誰にも變えられぬ真實だから

千の夜をこえて あなたに伝えたい
伝えなきゃならないことがある
愛されたい でも 愛そうとしない
その繰り返しのなかを彷徨って
僕が見つけた答えは一つ
怖くたって 傷ついたって
好きな人には好きって伝えるんだ
氣持ちを言葉にするのは怖いよ
でも 好きな人には好きって伝えるんだ

この廣い世界で 巡り逢う喜びを
言葉じゃ言い表せないね
だから僕達は微笑み
色鮮やかに過ぎる秋をドレミで唄って
冬を背に 春の木漏れ日を待ち
新しく生まれ變わる
誰かを守れるようにと

來た道と行き先
振り返ればいつでも
臆病な目をしていた僕
向き合いたい
でも 素直になれない
まっすぐに相手を愛せない日々を
繰り返しては ひとりぼっちを
嫌がったあの日の僕は
無傷のままで人を愛そうとしていた

千の夜をこえて
今あなたに會いに行こう
伝えなきゃならないことがある
愛されたい でも 愛そうとしない
その繰り返しのなかを彷徨って
僕が見つけた答えは一つ
怖くたって 傷付いたって
好きな人には好きって伝えるんだ
その想いが葉わなくたって
好きな人に好きって伝える
それはこの世界で一番素敵なことさ


7.步み

作詞:太志
作曲:太志

Shooting star偶然というル一レット
賭けの連續でこじ開けるdoor
行動こそ究極の祈りだと信じ動き續ける
慾望と三次元 結ぶ對角線
心理的天球上を滑る流星
具現目指す道の上 走り泣き笑い走るだけ
言い譯を蒔いた地に何が笑く
偽りで滿たした花瓶に何を飾る
きっと 勝者は敗北を積み上げて
光の後ろ姿を追う內に
我が身で照らす事を知る
閉じぬ輪 リリック螺旋狀のキ一
たった今完成しつつあるパズルとは
來るネクストパズルのワンピ一ス

夕暮れが運んできた沈默
音なき音の中 誓いをなぞる
月が靜寂を奏でる頃氣付く
理屈なく續く幾つものリズム
心臟が命という名のビ一ト
刻み終えるまで人はきっと
何かを歌いながら生きてゆくものだから
俺は俺として歌う
俺は俺の地圖の上で 俺なりのやり方で
俺なりの花を描く
はみ出した繪畫でも逃げるよりはいいから
自ら步くso自らに告ぐ
Keep on believin' something which makes you strong.
There are few real things.
Get it with your hands.
Do you satisfy yourself?
Dream in order to win yourself.
Do not justify yourself.
Never for anybody.
Do you satisfy yourself?
Dream in order to win yourself.
Do not justify yourself.
Never for anybody.

異なる剎那が手繫ぎこの時を織り成す
光と闇の摩擦が作り出す
たいまつをかざし夢から目を覺ます
雲を重ね著する太陽は裸體を見せず
人はこの時どうあるべきかを
黑い霧に問われる 答える
「今は闇を使い 光遊びの途中」
春を連れて來ては連れ去る
時を追わず時に對して乞わず
今しかこの身に降らぬ物を浴び
今しかこの目に映らぬ物を見る
Keep on believin' something which makes you strong.
There are few real things.
Get it with your hands
Do you satisfy yourself,
dream in order to win yourself.
Do not justify yourself.
Never for anybody.
Do you satisfy yourself,
dream in order to win yourself.
Do not justify yourself.
Never for anybody.

「空の色」をただ嘆き
「道の險しさ」を憂いたが
問題は空の下 道の上にいる
「人間」の方だと氣付く
色に理由などはなく
險しさに意味などはないが
步くという行為に意味を含ませてゆくのは
自分自身だと氣付く


8.マスタ一マインド

作詞:太志
作曲:大介/太志

魂を削るこの勝負に徹する
無我夢中 ノ一ブレ一キ 雨雲の真下
降りしきる雨 ずぶぬれのプライド
五人で一つマスタ一マインド
無意識に兩肩がリズムを刻む
「やる」のと「やらされている」のは違う
始めた頃と變わらない情熱が
新しい驚きを連れてきてくれる
何もかもを持って生まれた奴はいない
だから未完成の地圖を握り向かってく未來
hello, good-bye そしておやすみなさい
過去は安らかに眠る もう起きることはない
かつての榮光は遠く光るコロナ
慾望が這いずり回る場所はここだ
約束しよう 宿命よ
俺は一年と半年であんたを變えてみせる

bring it bring it 突き拔けるイマジネ一ション
bring it bring it 闇の美學stay gold
bring it bring it 明日を奏でる月光
bring it bring it 星は輝きを競い
廣い宇宙に僕らは 一人一人
個性を持ち生まれ落ち
時に寄り添い 時に反發し合い
やがて心を通わす
それぞれが持つそれぞれの光
それぞれのベクトルを一點に集中
忍耐強く戰い續ける
そう 五人で一つマスタ一マインド

我が身を驅り立てる全ての現象
良し惡しあろうとも感謝の念を
モノクロの迷路 鮮やかな音色
燃え盛る情熱は絕對零度
阪道の向こうが知りたい
そこで改めて舊譜を聽き直したい
たくさんのレビュ一にさらされ
時に可愛がられ 時に踏みつけられたあの詩を
big up, my men NIKKA
いくら感謝しても足りないくらいだ
「來恩」から聽こえる言葉
それが今日も俺を前に進ませてくれる
胸を驅け拔ける數々の想い
觀念じゃなく實踐のphilosophy
努力 實力 經驗 總動員
我が道を行く ロ一ド·オブ·ザ·ビクトリ一

bring it bring it 突き拔けるイマジネ一ション
bring it bring it 闇の美學stay gold
bring it bring it 明日を奏でる月光
bring it bring it 磨き續ける原石
一人とて同じ輝きを持たず
奇蹟を待たず夢を成す
限られた時間 限られた空間
そこに見出す無限
終わりなき旅 敗北の度に
己の未熟さを知り また磨く
限界の向こう側に笑く花を
見るためにただマスタ一マインド

孤獨を延々と響かすオルゴ一ル
人はその和音にまたがって踴る
扉を內側に開き
純粹な主觀に情熱を燈しモノを作る
しかし そこで終わってしまっては
表現の扉は外側に開かない
異なった個性が同じ場所を目指す
さぁ時は滿ちた これぞマスタ一マインド

bring it bring it 突き拔けるイマジネ一ション
bring it bring it 闇の美學stay gold
bring it bring it 明日を奏でる月光
bring it bring it 磨き續ける原石


9.ホワイトホ一ル

作詞:太志
作曲:大介/太志

I wanna dance in the groovy night.
I feel so free.
I wanna dance in the groovy night.
You feel so free.
I wanna dance in the groovy night.
We feel so free.
I wanna dance in the groovy night.
Jump around そう夜から夜へと
散らばった星を集めよう
爆音 da place to be
祭り好き達で賑わうgroovin'
瞬間という點と點が線となり
永遠と化す
back to the start 初期衝動で走ってく
走ってくんだけど
何故か無性に淋しくなるのです
どうか この鉛色の空が突き
拔けていきますようにと 祈りながら
I wanna dance in the groovy night.
I feel so free.
I wanna dance in the groovy night.
You feel so free.
I wanna dance in the groovy night.
We feel so free.
I wanna dance in the groovy night.

Ah 風が全てを連れ去ってゆきます
僕は此處で潔く儚さを燃やし續けてゆく

I wanna dance in the groovy night.
I feel so free.
I wanna dance in the groovy night.
You feel so free.
I wanna dance in the groovy night.
We feel so free.
I wanna dance in the groovy night.
今にも泣き出しそうな空を見上げ
僕は愚かな矛盾に立ち盡くす
それでも今でも情熱は鳴り響き
僕を更なる高みへと上らせる


10.プレゼント

作詞:太志
作曲:太志

粉雪が舞うこの季節に
かじかんだ君の手を握り
僕は君に約束するよ
僕の手で君を幸せにすると

粉雪が降り積もる道に
二つの足跡が續いてく
もう二度と離れることなく
お互いの心を寄り添わせてゆこう

粉雪が月に照らされて
この世界を靜けさで彩る
瞬きと瞬きの間
僕らはその奇蹟に見とれていた
二人きりで...

繫いだ手がはぐれないように
この絆が途切れないように
僕はここで約束するよ
僕の手で君を幸せにすると


11.Perfect World

作詞:太志
作曲:太志

反抗期の悲鳴にも似た
曖昧でじれったい感情
確かな理由なんてないけど
この場所にはいたくない

この空しさは何處から來て何處に行く
悲しみとはまた少しだけ違う
心に開いた穴を吹き拔ける風が
冷たくて キリキリと痛む

幸せのあてはないけど
どこか遠くへ行きたかった
滿たされぬ想いが 幾重にも重なり
驅け拔ける
まるで生き急ぐかのように

闇の底 光の頂上
善と惡が同居する心
綺麗事では 隱しきれない
弱さを誰もが持ってる
もしも願い事が一つ葉うとして
思い通りの世界を手にしても
またすぐに何かが足りないと嘆いて
ここじゃない何處かに想いを馳せるんだ
霧の向こうにあるのが
夢見た世界なのだろうか
本當の勇氣とは
そこに行く事なの?
辿り著くことで悲しみは
消え去るの?

なんとなくの中で
確かなものに出會う
足元に笑く一輪の花
その場所で 深く根をはる

幸せのあてはないけど
どこか遠くへ行きたかった
滿たされぬ想いが 幾重にも重なり
驅け拔ける 驅け拔けて わかったこと
僕は何處まで行っても
僕でしかないということ
いわゆる一つの 諦めにも似た
決意で生きてゆく 命ある限り


12.いつもいっしょ

作詞:太志
作曲:太志

僕は目をそらされるのが嫌で
自分から目をそらす男の子です
ありったけの勇氣で
君の小さな手を握りしめた

君は手を離されるのがこわくて
自分から手をほどく女の子です
ありったけの勇氣で
僕の手を握り返してくれた

上手に伝えられないまま
言葉と言葉がすれ違う
はぐれた手と手はお互いに
「さよなら」という言葉を
選んでしまった

「いつもいっしょ」と二人で唱えた
風吹く丘は 僕らにとって
儚く途切れる夢のように
記憶の中で薄れてゆく景色になった

あのサヨナラから時は經ち
僕もなんとなくだけど大人になった
愛なんてまだわからないけど
自由と責任を知った

忙しい每日の中で
自分を忘れてしまう時は
あの丘から空を見上げる
少しだけ切ない氣持ちを
胸に抱きしめて

僕は思い出す あの日あの時に
手を離したのは 僕の方だった
後悔をしても仕方ないと
掃ろうとした その時 君が現れた

幻じゃない 君が目の前にいる
あの頃と變わらない笑顏で...
ずっとずっと、逢ういたかった
何も言わずに 君は微笑んで
その小さな手で 僕の手を握り
すれ違い別れた二人にだけわかる淚を
一粒だけこぼした
甘い言葉も 深いくちづけも
今はなくていい
ただ目を閉じて「いつもいっしょ」と
唱えるだけで
しあわせ色の風が二人を包むのです


13.白い森

作詞:太志
作曲:太志

白い 白い森の中で
見つけた看板に書いてあった
「明日、今日のことを
後悔しないように生きよう」
夢から覺めた僕は
あの言果の意味を追いかける
考えても答えが出る問題でもない、
と部屋を出る
並木道の錄 空はこんなに青いのに
人は優しさの使い方もわからず
途方に暮れていく
觸れ合うことによって
傷ついた若者は
觸れ合うことによって
生まれる勇氣を信じなくなる

獨りぼっちなのは
君だけじゃないんだ
獨りぼっちなのは
僕だけじゃないんだ

風船にめいっぱいの夢を吹き迂んだ
現實よりずっと輕い風船は
青い空に沈んでいった
花になれたら 風になれたら
鳥になれたら
そう思うのは僕が人間だから
僕らは自分じゃない
「誰」を探してるんだろう
僕らは此處しゃない
「何處」に掃ろう と
しているんたろう
100ある內の99を理屈て埋めても
ラストピ一スは愛という形なき欠片なんだな

愛されたいのは
君だけじゃないんだ
凍えているのは
僕だけじゃないんだ
獨りぼっちなのは
君だけじゃないんだ
獨りぼっちなのは
僕だけじゃないんだ
だから手をかざそう 夢を描こう
笑われてもいい 愛を叫ぼう
碎けてしまいそうな
脆く震えてる淋しさで
今は手をかざそう 夢を描こう
傷だらけのまま 愛を歌おう
泣きたくても 泣けないでいる
誰かの空に響き渡るように

白い 白い森の中を
步き回る夢を何度見ても
あの看板の文字は
靜かに何も言わず在り續ける
僕は 後悔を繰り返して
大人になった男だ
わかってる わかってる
時計の針は戾らない
聞き取れないくらいの
微かなSOSみたいに
誰かの聲が聞こえる
やかましい日々に搔き消されてゆく
僕にできることがありますか?
もしあるとしたら
一緒に歌うことくらいですが
よかったら

愛されたいのは
君だけじゃないんだ
凍えているのは
僕だけじゃないんだ
獨りぼっちなのは
君だけじゃないんだ
獨りぼっちなのは
僕だけじゃないんだ

だから手をかざそう 夢を描こう
笑われてもいい 愛を叫ぼう
靜寂の底に沈んだ光の音を
抱き起こすように
今は手をかざそう 夢を描こう
傷だらけのまま 愛を歌おう
一秒でもいいから
君と僕の空が一つになるように